2-24 影響を受けた人

 夏目莞士

「天は自ら助く者を助く」という言葉を大学時代から実践して今に至る。しかも自分だけにとどまらず人の人生をも変えてしまう活力をもっている。一度「こいつはねぇな」と思う行動を取った自分を気にかけて、再び声をかけてくれたことが嬉しかった。そして目標も見失って今を頑張る意味も分からず、意味がなくとも頑張ることもできず、4カ月間ふさぎ込んでいた自分の殻を破ってくれた。そんな状態だった自分が3カ月の土日インターンをする決断をした。自己実現のために嘘をつかず、人生を厳しく生きる素敵さを感じた。

 

 南寿樹

機関車のような人。天性と努力が組み合わさった人に見える。子どもやお母さんのほんの小さな声になった願いを叶える拡声器のような役割をしている。南さんが立ち上げた法人は本当に必要としている人がいて、生産的であることが障碍を知らない人にとってもわかりやすいことが凄い。しかも仕事も趣味も勉強も全部楽しんでいる。60歳を過ぎてもしょうもない話をしている、こんなおじさんになりたい。

 

 河合隆平

特別支援教育の深さ、広さの入り口に連れて行ってくれた。なぜ今の特別支援教育があるのかといった、ただ仕事をしているだけでは焦点を当てられない過去を知った。

障碍を受けている子どもの修学免除・猶予が無くなったのはとても最近のことであること、

障碍者は生まれるべきではないという優生保護法が最近まであり、現在も母体保護法と名前が変わっただけであること、

今よりも差別、偏見が強い時代に、「どんなに障碍が重い人でもその人にしかできない自己実現がある」ことを信じて時代を切り拓いた先人の強さ、

本の読み方

 

を教えてもらった。特別支援教育の歴史は教員に本当に理解してほしいと思う。